16時間食べないだけで健康になれる!?エビデンスに基づく医学的に正しい食事法とは

今回は医学博士である青木厚さんの「空腹」こそ最強のクスリという本の紹介をしていこうと思います。

この本はとても分かりやすく読みやすいので、1時間ほどあればさくっと読めてしまいます。結論もとてもシンプルなので簡単に健康な体を手に入れることができると思います。

結論

いきなり結論ですが、医学的なエビデンスに基づくその食事方法とは・・・

16時間以上何も食べない時間を作る!!

これだけなんです。その根拠を詳しく紹介します。

一日3食は食べ過ぎになる可能性がある

昔から食事の回数は朝昼夜と3回食べるのが当たり前という方が多いのではないかと思います。しかし、この本では一日3回の食事はカロリーを取りすぎてしまう可能性があると書いています。特に

  • 食事のあとすぐに眠くなる
  • 胃腸が弱っていると感じる
  • 疲れやすい
  • やる気が起きない。イライラする

こういった症状がある人は、食べ過ぎが原因かもしれません。

普段、食事で食べている加工食品やお惣菜、日本人の主食の白米にも糖質が含まれています。それらを3食取ると糖質過多になりやすいのです。糖質には血糖値を上昇させる性質があります。そして、血糖値が上がるとそれを抑えるためにインスリンが分泌されます。この時、糖質を摂取しすぎると、血糖値が急上昇してしまい、それを抑えるために大量のインスリンが分泌され、その結果、血糖値が急激に下がってしまいます。この乱高下こそが食事後の眠さやイライラする原因となります。

また、一日3回の食事では、それぞれの食事の間隔が4~7時間ぐらいになるかと思います。では人間が食べ物を食べてから消化するまでにはどれぐらいの時間がかかると思いますか?胃で2~5時間、小腸で5~8時間かかるそうです。そうなるとまだ胃や小腸に食べ物が残っているのに、次の食べ物が運ばれてくるということになり、消化器官が休むことができません。そうなると疲れやすくなったり、肌や髪にも悪影響を及ぼしたりします。やはり人間に休息が必要なように、臓器にも休息は必要なのです。

さらに食べ過ぎによる影響はそれだけではありません。DNAや細胞を傷つける、血液や血管の状態も悪化する、脂肪がつきやすくなる、糖尿病や脳梗塞、がんといった病気を発症するリスクも高くなってしまいます。

16時間食べない時間を作る

それではどういった食事をすればよいのでしょうか。「カロリー計算をする」や「体にいいものを食べる」というのも一つの手段かもしれませんが、もっと簡単な食事法が空腹の時間を作ることなんです。

具体的には16時間以上24時間以下の食事間隔を空けます。できれば毎日やった方が効果が高まりますが、週末だけとかに限定してやってみるだけでも効果はあるそうです。

朝ご飯を抜いたり、食事時間をずらしたりすれば、睡眠時間を含めての16時間は可能なので興味がある方は一度やってみることをおススメします。いきなり16時間がきつければ、少しずつ時間を延ばして行ったり、ナッツやサラダを食べるのはOKだと書いてあります。大事なことは継続することです。

オートファジー

では、16時間何も食べないと体にどのような変化が起こるのでしょうか。答えはオートファジーという仕組みが働きます。オートファジーとは、簡単に言うと、古くなったり壊れたりしたタンパク質を、分解し、新しいたんぱく質を作る機能です。これによって体の不調や病気や老化といった様々なことが改善されるそうですよ。

実践結果

僕の直近の健康診断の結果がこちらになります。

2019/4 2019/9 2020/6 2021/3
体重kg 60.7 58.5 55.6 54.1
BMI 21.3 20.4 19.6 19.1
腹囲cm 78.5 72.0 70.0 67.0
判定 脂質:要経過観察

糖代謝:要精密検査

総合:支障なし 総合:支障なし 異常なし

もともとはダイエットとしてパレオダイエットを実践していましたが、途中から空腹の時間を作るということも取り入れています。体重が落ちて、腹囲も小さくなっています。そして、最初は精密検査や経過観察が必要でしたが今では異常なしという結果が出ています。

詳しくはこちらの記事で書いているので興味がある方は是非ご覧ください。

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まとめ

この本を読んで、こんなに簡単に健康体になれるならと僕もできる限り実践するようにしています。健康には体にいいものをたくさん食べないといけないという考えがありましたが、この方法では16時間食べないこと以外には食事の量や種類には制限がありません。これで健康体になれるんだったら本当に週末だけでもやってみる価値はあると思います。

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