つい先日デイトラのドローンコースに申し込みをしました。ドローンコースでは3体の機体をレンタル出来てそれで3か月間練習できるのですが、だんだんと操作に慣れてきたのでDJIのMini2を購入しました。まだ初心者の身ですが、このMini2はドローンの入門にはとてもおすすめだと感じたのでレビューしていきます。
Mini2のメリット
Mini2のメリットについて簡単に書き出すとこんな感じです。
- 重量が現航空法ギリギリの199g
- 4K対応・最大4倍デジタルズームに対応 RAWデータに対応
- クイックショットに対応
- コストが比較的手ごろ
- 初ドローンなら無印よりFly moreコンボがおすすめ
一つずつ見ていきましょう。
重量が現航空法ギリギリの199g
2022年1月現在の航空法では、本体重量が200g以上のドローンに対して適用されます。したがって本体重量が199gであるMini2は航空法の適用外になります。ちなみに本体重量にはSDカードやプロペラガードが含まれません。本体+バッテリーが200g以上あるかが重要になってきます。
そんな航空法の適応外のMini2ですが、いくつか守らなければいけないルールがあります。空港周辺や、地上から150m以上の上空を飛ばす場合は国交省の許可が必要になります。また、国の重要な施設(国会議事堂や皇居等)の周辺300mや、人が密集するお祭り等のイベント上空も許可が必要になります。それに航空法は適用外でも、道路交通法や民法、電波法、各自治体の条例は適用されるので事前にしっかり確認しましょう。自治体によっては全ての公園で禁止されていたりもします。また今の航空法は2022年中に変更される予定で、今後は100g以上のドローンに機体の登録が必要になるようです。
4K対応・最大4倍デジタルズームに対応 RAWデータに対応
Mini2はMivic miniと比べて、カメラセンサーサイズは変更ありませんが、4K対応になりました。また最大4倍のデジタルズーム機能が搭載されました。4Kモードでは2倍、2.7Kモードでは3倍、FHDモードでは4倍のデジタルズームが可能になりました。そして、3軸モーター搭載のジンバルのおかげで、とても滑らかな撮影ができます。
またJPEGデータに加えてRAWデータでの保存が可能になったことも好評です。
クイックショットに対応
クイックショットとは簡単に誰でも素敵な映像が撮れる機能です。撮影方法はとても簡単で、ターゲットを指定してスタートを押したらドローンが自動で撮影を始めます。僕はこれにはとても感動しました。初心者の僕でもボタンを押すだけでとても映像が撮影できちゃいます。
こちらに関しては今後クイックショット特集みたいな自動撮影モードで別記事を書こうと思います。
コストが比較的手ごろ
これだけの機能を備えておきながらMini2は比較的手ごろな値段で購入できるので、コストパフォーマンスがとても高いと感じます。
初ドローンなら無印よりFly moreコンボがおすすめ
Mini2は単体でも購入することができますが、初めてドローンを購入する方はFly moreコンボというセットがとてもお得です。その内容ですが、まずバッテリー2本が付属しているのがお得です。本体に付属してくるバッテリーと合わせて合計3本になります。後述しますが、Mini2はバッテリーのもちがいまいちなので、3本ぐらいないと初心者のうちは不安になります。さらにFly moreコンボセットには3本まとめて充電できるハブも付属していますし、持ち運びできるショルダーバッグも付属しています。単品購入だとバッグは付属していませんので、持ち運ぶ場合は別のケース等を準備しなければなりません。
Mini2のデメリット
つぎにMini2のデメリットについてですが、以下の3点になります。
- バッテリーの持ち
- センサーが下方向しかない
- 自動追尾機能がない
ちなみにこれらのデメリットを克服してくれるのがAir 2Sです。高価なため僕は持ってませんが、レビューを見る限りすごく欲しくなります。
バッテリーの持ち
Mini2は飛行時間18分と表記されていますが、実際は長くて15分、体感ではもっと短く感じます。風の強い日に屋外で飛行させているとバッテリーの残量が20%ぐらいあっても帰還できるか不安になります。それぐらいみるみる減っていくので最初のうちはとても不安になります。DJIからはもっと飛行時間の長いAir 2Sとかが飛行時間31分なので、そこが不安な方は少し高いですがそちらがおすすめです。
センサーが下方向しかない
Mini2は障害物を検知するセンサーが下方向しかありません。そのためクイックショットなどの自動で飛行を行う場合は常に気を配らないと、障害物に接触→墜落→ロストといったことになりかねません。周りが開けている場所の場合は問題ありませんが狭いところで飛行するときは注意が必要です。こちらもAir 2Sであれば前・後・上・下と4方向にセンサーがついているので安心して飛行させることができます。
自動追尾機能がない
Mini2にはフォーカストラックと呼ばれる機能がついていません。そのため被写体を自動で追尾したりすることができません。よく車や自転車を被写体にして、自動で追尾する映像等を見かけますが、Mini2ではできません。こちらもAir 2Sでしたら可能です。
あると便利なもの
次にドローンを購入した時に、同時に購入した方が良い、もしくはあると便利なものを紹介します。
microSDカード
microSDカードは空撮には必須になります。Mini2で最高画質の動画を撮影する場合4K 30fpsでビットレート100Mbpsの為、13.5GBの容量となりますので16GB~256GBのSDであれば問題ありません。
(100Mbs/8=12.5MB/s 12.5MB/s*1080s=13.5GB)
転送速度については早い方が安定した撮影ができるので、UHSスピードクラスがUHS3とか、ビデオスピードクラスV30と表記のあるSDを購入しましょう。僕が購入したSDカードはこちらになります。
DJI Care Refresh
こちらは補償になります。初心者のうちはドローンの操縦に慣れずに水没やロストしてしまうことがあります。そういったときに補償に入っておくと安く修理や交換を受けることができます。1年版と2年版があります。補償内容は商品ページからお調べ下さい。
プロペラガード
Mini2のFly moreコンボにはプロペラガードが付属していません。そのため、初心者が家の中で練習する際にはプロペラガードはあった方が便利だと思います。僕が購入したプロペラガードはこちら↓です。
風速計
Mini2は風速29〜38 km/hの風にも耐えることができると商品ページにあります。(秒速に直すと8m/s~10.5m/s) それ以上の風速では安定した飛行が困難なため風速計があると便利です。
まとめ
以上Mini2の魅力について書いてきました。簡単にまとめると、Mini2はとてもおすすめです。上記のMini2のデメリットを許容できるのであれば金額も抑えれるし最高だと思います。資金に余裕がある方はAir 2Sがおすすめです。
初心者でも操作しやすく、きれいな映像が撮影できて、クイックショットを使えば素敵な映像も撮れます。そのため、ドローン入門者には本当におすすめの機体だと思います。